エンジニア転職完全ガイド|未経験・経験者別の成功法とリモート求人の探し方
2026.2.19
エンジニアへの転職を検討されている場合、「現在の転職市場の状況はどうなっているのか」「後悔のない会社選びをしたい」といった、様々な疑問や不安があるのではないでしょうか。
エンジニア転職を成功させるためには、まず情報を整理し、計画的に活動を進めることが重要です。正しい情報を得ることで不安を解消し、安心して新しいキャリアに挑戦できます。
この記事では、エンジニア転職成功の完全ガイドと題して、未経験・経験者別の成功法や後悔しないための企業の判断基準などをまとめました。あわせてリモート求人の探し方や転職エージェントの活用法なども解説します。
エンジニア転職を成功させたい方は、この記事を参考にしてみてください。
【この記事を読むと分かること】
- エンジニア転職市場の最新動向
- 未経験者・経験者それぞれの転職戦略と注意点
- 転職に最適なタイミングと避けるべき時期
- 後悔しないための転職判断基準
目次
エンジニア転職市場の現状とニーズの変化
IT人材の不足は年々深刻化しており、特に高度な専門スキルを必要とする領域では需給ギャップが顕著になっています。
経済産業省が2025年5月に公表した「サイバーセキュリティ人材の育成促進に向けた検討会 最終取りまとめ」では、サイバーセキュリティ分野だけでも約11万人の人材が不足すると推計されています。
ここからは、エンジニア転職市場の現状とニーズの変化について解説します。
エンジニア転職が活発化している背景
企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進が加速していることが背景となり、エンジニア転職市場は活発化しています。IT人材の需要が急増し、人手不足が深刻化しているためです。
この状況を受け、企業によってはエンジニア経験の浅い人材への教育を強化する動きも見られ、経験が浅い方でも応募しやすい求人が増えてきています。
IT業界では、情報セキュリティ人材の不足が特に顕著です。これは、情報セキュリティには高度な専門知識が必要とされ、人材育成に時間を要することが主な原因となっています。
他にも先端IT人材の不足も深刻化しています。先端IT人材に必要なIoTや人工知能、データ分析、ブロックチェーンなどの知識は技術の進化が非常に速く、常に学び続けなければなりません。企業が求めるスキルレベルも高く、適した人材が不足しています。
エンジニア転職でリモート・柔軟な働き方を求める動きが増加
エンジニア転職市場の活発化は、リモートワークの定着によっても押し上げられています。
新型コロナウイルスの流行によって、リモートワークやデジタル化の推進が急速に進められました。その結果、働き方が大きく変化した企業が数多く存在します。
フレキシブルな働き方が広がったことで、通勤時間の削減や居住場所の制限緩和が進んでいます。仕事だけに熱中するのではなく、家庭や副業との両立が可能となりました。
このように柔軟な働き方を求めるエンジニアが増えており、転職市場の活発化につながっています。
エンジニア転職の基本|未経験と経験者の違い
エンジニア転職は、経験値の有無によって求められるスキルや選考プロセスが大きく異なります。自分の立ち位置を把握した上で、必要な戦略を立てることが重要です。
ここからは、未経験者と経験者のエンジニア転職の違いについて解説します。
未経験からの挑戦
未経験からエンジニアを目指すことは、十分に可能です。IT業界では人材不足が顕著なため、未経験から人材を育てることが注目されています。
特に、「未経験者向けの研修制度が整っている」「新人へのサポートが手厚い」企業を選ぶことで、入社後に学びながら成長しやすい環境が期待できます。
ただし、全くの未経験者を採用する企業は限られています。そのため、基礎的なプログラミング知識や学習意欲を示すことで、採用の可能性を高められます。
また、未経験者は基礎的なプログラミング知識や独学での開発経験をまとめたポートフォリオを準備しておくと、選考で評価されやすくなります。加えて、学習意欲や問題解決能力などをアピールすることで、経験が浅くても前向きに評価してもらえる可能性があります。
このように基本知識や適性のアピールによって、未経験者でも採用につながりやすくなります。
経験者のキャリアアップ
エンジニア経験者の転職では、年収向上やキャリアアップを目指すケースが一般的です。
その背景には、現在の職場で携わる業務や技術の範囲が限定的であることや、評価・待遇への不満などが挙げられます。
エンジニア経験者の転職を成功させるには、まず現職で培った経験やスキルを棚卸し、自身の強みを明確にすることが重要です。その強みを活かしつつ、より高度な技術領域への挑戦や、上流工程への関与など、成長を促す環境を選ぶことが、キャリアアップへの近道となります。
例えば、システム運用から開発職へ、あるいはコーダーからフロントエンドエンジニアへといったステップアップは、年収向上や市場価値を高める具体的な道筋となるでしょう。
エンジニア転職は何年目がベスト?最適なタイミング
エンジニア転職は、現場で何年経験を積んだタイミングが最適なのでしょうか。
転職の最適なタイミングは、個人の状況によって異なりますが、一般的な目安として参考にできるポイントもあります。
ここでは、エンジニア転職のタイミングについて、以下の3つの観点から解説します。
- 経験年数別の転職タイミング
- 20代・30代の転職事情
- エンジニア転職を見送るべきタイミングとは?
エンジニア転職を検討する際は、以下のタイミングについて詳細を確認し、適切な時期を見極めることが重要です。1項目ずつ詳しく確認していきましょう。
経験年数別の転職タイミング
エンジニアとしての経験年数によって、転職活動でのポイントが異なります。ここではまずエンジニア転職に重視される特徴を、経験年数別にまとめました。
| エンジニア経験年数 | 重視される特徴 |
|---|---|
| 1~3年 | 基礎スキルの習得が不可欠 |
| 3~5年 | 即戦力として評価される時期 |
| 5年以上 | 専門性を活かしたキャリアアップ |
エンジニア経験が1〜3年の頃は、基礎スキルを身に付けて学習意欲をアピールする時期です。研修制度やOJT制度が充実した企業選びが欠かせません。
エンジニア経験が3〜5年あると即戦力として評価されやすく、年収アップやポジションの向上などが期待できます。継続して成長できる環境がある企業を選ぶことが大切です。
そしてエンジニア経験が5年以上あると、専門性やマネジメント経験を活かして上流工程・プロジェクトリーダーなどのポジションを目指しやすくなります。ポジションが上がっても最新技術に触れる環境に身を置き、市場価値を維持することが重要です。
20代・30代の転職事情
20代と30代の転職は、それぞれに強みがあります。
まず20代は、未経験から新たな職業へのキャリアチェンジが受け入れられやすい頃です。
例え経験が浅くても、学習意欲や柔軟性などが重視され、キャリアチェンジが成功しやすいです。企業は若手を採用した上で、自社で丁寧に教育することが多いでしょう。
一方で30代は、専門性や実務経験などを活かした転職が成功のカギとなります。
異業種転職であっても、これまでの社会人経験を活かせる共通点をアピールすることで、採用につながりやすくなります。即戦力として採用する企業が多く、経験値や成果の整理が不可欠です。
エンジニア転職を見送るべきタイミングとは?
エンジニア転職には、見送るべきタイミングが存在します。例えばプロジェクトの進行途中に転職してしまうと、得られるはずだった経験ができないことになります。また、途中でプロジェクトを抜けることは、社会人としてのマナーや責任感も問われかねません。
他にもスキル習得が不十分だと、エンジニア転職が成功しづらいでしょう。エンジニアの即戦力を求める企業は多く、応募可能な求人が限られてしまう可能性があります。
エンジニア転職で後悔しないためには、現在どのようなプロジェクトに参画していて、どのような経験が積めるのかを把握した上で、転職のタイミングを見極める必要があります。適切な時期を見極めたうえで転職を判断することも、長期的なキャリア形成に有効です。
エンジニア転職で後悔しないための判断基準
エンジニア転職では応募求人のあらゆる項目を事前に確認することで、後悔するリスクを削減できます。
ここからは、エンジニア転職で後悔しないための判断基準について、以下の3項目から解説します。
- 年収・待遇面のチェックポイント
- 働き方・ワークライフバランスの確認
- スキルアップ・キャリア成長の機会
年収・待遇面のチェックポイント
エンジニア転職で後悔しないためには、年収・待遇面のチェックが欠かせません。
基本の確認事項は、以下の5項目です。
- 基本給
- 賞与
- 昇給制度
- 各種手当(リモート手当、資格手当など)
- 福利厚生 など
給与や手当は額面ではなく手取り額で確認し、年収想定を具体的にしましょう。また、将来的な昇給の可能性も確認して、企業を総合的に評価することが重要です。
企業に「待遇だけを重視している」と受け取られないようにするためには、キャリア形成の考え方や今後の目標と合わせて質問すると、より自然に確認できます。
年収・待遇面を事前にきちんと把握することで、転職後に「想定よりも条件が悪い」と後悔するリスクを減らすことができます。
働き方・ワークライフバランスの確認
エンジニア転職で後悔しないためには、働き方やワークライフバランスの確認も重要です。確認すべき項目は、以下が一例です。
- リモートワークの可否
- フレックスタイム制の有無
- 時短勤務制度の有無
- 残業時間の実態
エンジニアは激務と言われることも多く、働きやすい企業選びが不可欠です。企業面接の際には、単純に制度の有無と合わせて実際の運用状況や雰囲気を確かめましょう。
働き方やワークライフバランスを事前に確認することで、転職後の働き方に不安が残らず、安心して働ける企業を見極められます。
スキルアップ・キャリア成長の機会
エンジニア転職の際、スキルアップやキャリア成長の機会を事前に確認することで、後悔するリスクを減らすことができます。例えば以下のポイントを確認しましょう。
- 研修制度の充実
- 資格取得支援制度
- 最新技術に触れる機会
- キャリアパスの明確さ
これらの制度を重視することは、長期的なキャリア形成に大きく役立ちます。エンジニアとして成長し続けながらキャリアを積み重ねたい方にとって、確認が欠かせない項目といえるでしょう。また、このような制度は、形だけでなく実際に活用されているのかを見極めることが大切です。
エンジニア転職|リモート・時短勤務の働き方選択
IT業界では昨今、優秀な人材を確保するために働く環境が整備されています。また、働く人の価値観も変わり、ワークライフバランスを重視する職場が増加しています。
そこでここからは、ワークライフバランスに欠かせないリモートワークや時短勤務などの働き方について、以下の3項目から解説します。
- フルリモート求人の探し方
- リモートワークのメリットと注意点
- 時短勤務の実態と活用法
フルリモート求人の探し方
エンジニアのフルリモート求人は、個人の経験値や職種によって数の多さが異なります。
エンジニアとして入社した直後は、数ヶ月〜半年ほど出社を求める企業もあります。出社の場合、エンジニアとしての技術や社内のルールなどをリアルタイムで質問することができるため、安心して仕事に取り組めます。
また、エンジニア職種の中でも、特にフルリモートが実現しやすい職種が存在します。例えばバックエンドエンジニアやフロントエンドエンジニア、アプリエンジニアなどは、リモートで完結しやすい職種とされています。
転職エージェントを利用してフルリモート求人を探す場合、担当者に確認する方法が確実です。さらに口コミサイトのリサーチから、リモートワークの実情を探ることもできます。
リモートワークのメリットと注意点
リモートワークのメリットは、通勤時間の削減があげられます。毎日朝早くから満員電車に乗って出社するストレスがなくなり、余裕を持って仕事を始められます。
他にも会社の所在地を気にせず、さまざまな求人に応募できる点もメリットです。住む場所にとらわれず全国各地または海外の企業に応募できるため、キャリアの幅が広がります。
一方でリモートワークには注意点もあり、自己管理能力が不可欠です。
オン・オフの切り替えが難しい場合や、コミュニケーションの機会が減ることで孤独を感じやすい方は、働き方に工夫が必要になることもあります。
また、チームメンバーと綿密にコミュニケーションを取る姿勢が欠かせず、進捗や情報の共有は積極的に行う必要があります。
時短勤務の実態と活用法
近年、時短勤務制度を導入する企業は着実に増えています。仕事と育児・介護を両立したいエンジニアにとって、活用しやすい働き方の一つです。
「1日6時間勤務」の1日の勤務時間が短いパターンや、「週4日勤務」の週3日休みが取れるパターンが一例です。リモートワークとの併用が可能な求人も存在し、フレキシブルな働き方が実現します。
時短勤務であってもキャリアを積める環境を見極めるコツは、成果やスキルで評価される仕組みが整っている企業を選ぶことです。勤務時間の短さがハンデにならないように、評価制度や給与への影響などを事前に確認しておくと安心です。
エンジニア転職|年収相場と稼げる職種
新たなキャリアを志す時、気になるのが年収です。年収は生活の基盤として重視すべき部分で、仕事のモチベーションにも関わります。
ここからは、エンジニアの年収や稼げる職種について、以下の3項目から解説します。
- 職種別の平均年収
- エンジニアの年齢別平均年収
- IT業界で最も高収入が期待できる職種は?高年収職種ランキング
職種別の平均年収
エンジニア職種別の平均年収は、以下の通りです。
| エンジニア職種 | 平均年収 |
|---|---|
| Webエンジニア | 574.1万円 |
| システムエンジニア Webサービス開発 |
574.1万円 |
| アプリケーションエンジニア ソフトウェア開発(スマホアプリ) |
574.1万円 |
| 組み込みエンジニア | 574.1万円 |
| セキュリティエンジニア | 628.9万円 |
| AIエンジニア | 628.9万円 |
セキュリティエンジニアやAIエンジニアは、特に高度な技術を要するため、年収が高い傾向にあります。
これらの年収はあくまで目安であり、実際の年収は経験・スキル・担当業務・企業規模などによって大きく異なります。
IT業界で最も高収入が期待できる職種は?高年収職種ランキング
| 順位 | 職種 |
|---|---|
| 1 | ITコンサルタント |
| 2 | AIエンジニア |
| 3 | データサイエンティスト |
| 4 | セキュリティエンジニア |
| 5 | クラウドエンジニア |
これらの職種は、経験やスキルを積むことで高年収が期待できるケースもあります。高収入職種は“代替性が低い”ことが共通しており、専門性の深さが市場価値を左右します。
例えばITコンサルタントは、経営視点だけでなく技術への理解が求められるため、希少な人材となります。また、セキュリティエンジニアは、新たなサイバー攻撃へ対応する高度な知識が求められるため、人材ニーズが高まっています。
エンジニア転職サイト・エージェントの活用法
転職活動は企業サイトから直接応募することも可能ですが、転職サービスを併用することで、効率的に進められ、希望条件に合う求人に出会いやすくなります。
そこで、ここからはエンジニアの転職活動を具体的に進めるために、以下の3つの項目をどのように活用するかを解説します。
- エンジニア転職サイト
- エンジニア転職エージェント
- エンジニア転職フェア・イベント
エンジニア転職サイト
エンジニア転職を成功させるためには、どの転職サイトを使うかが重要なポイントです。エンジニア向け転職サイトは、掲載される求人の特徴から大きく2種類に分類できます。
| 種類 | 主な転職サイト | 特徴 |
|---|---|---|
| 総合型転職サイト | リクナビNEXT、doda、マイナビ転職 | 大手企業や安定志向の求人が多い傾向 |
| エンジニア特化型転職サイト | Green、Wantedly、Findy | 使用言語、リモート可否など詳細条件で検索できる |
総合型と特化型の両方を活用することで、幅広い求人を網羅できるため、併用をおすすめします。
エンジニア転職エージェント
転職活動を効率的に進めたい場合は、転職エージェントを利用する方法もあります。エンジニア向けの転職エージェントには、技術への理解があるキャリアアドバイザーが多く所属していて、専門的なサポートが受けられます。
サポート内容は例えば、経験やスキル、希望条件に合う求人の紹介、エンジニア転職に特化した書類添削や面接対策、直接伝えにくい年収や条件の交渉などです。
また、転職エージェントを活用することで、一般には公開されていない非公開求人の紹介を受けられることがあります。非公開求人には、即戦力ポジションや人気案件など好条件のものが多く、選択肢を大きく広げられます。
エンジニア転職フェア・イベント
エンジニア転職では、企業と直接出会える転職フェアやイベントの活用も有効です。
転職フェア・イベントに参加すると複数の企業と出会えるため、効率的に転職活動が進みます。同日に複数の企業から話を聞けるため、入社条件や社風などを比較しやすいでしょう。
他にも、企業の雰囲気を直で感じられる点も魅力のひとつです。各ブースにいる担当者と話すことで、企業の雰囲気を体感することができるため、求人票や公式サイトだけでは分からない生の情報が得られるでしょう。
また、企業によってはカジュアル面談の機会があり、質問や選考が進むこともあるため、転職フェアやイベントは、実際の雰囲気を知りながら比較検討できる点で、求職者にとって大きなメリットがあります。
自分に合ったエンジニア転職を実現しよう
エンジニア転職は、未経験・経験者によって進め方が大きく異なります。
自分に合った情報を整理しながら進めることで、ミスマッチを防ぎ、納得のいくキャリアを築くことができます。
転職先を選ぶ際には、入社後にどのような成長機会が得られるかも重要な要素です。
BREXA Technologyでは、専門分野に特化した技術研修やリーダー研修を提供し、未経験の方から経験者まで段階に応じたスキルアップをサポートしています。未経験やスキルに不安がある方でも、安心して成長できる環境を整えています。
加えて、実務経験があるミドル~ハイスキルエンジニアの方には、上流工程や高単価プロジェクトへの参画や特定の専門的な技術領域(たとえば半導体、電子回路、ITアプリ、インフラ等)に特化したキャリア形成も、状況に応じて支援しています。
また、PM・PL・テックリードなどリーダー職を目指す方には、マネジメント研修やリーダーポジションに挑戦できる機会も設けています。
「自分に合ったキャリアが分からない」「スキルに不安がある」という方は、ぜひ一度ご相談ください。